「車々間アドホックネットワークに関するアシュアランスケース」を公開しました
- 名前(Name)
- 車々間アドホックネットワークに関するアシュアランスケース
- 意図(Intent)
- アドホックネットワークとは、各ノード間の通信により、ネットワークを構成する通信である。 車々間アドホックネットワークとは、主に安全運転支援を目的とした「車両‐車両」や「車両‐歩行者」間通信システムであり、今後普及が期待されている。ネットワークインフラを必要としないなどの利点があるが、セキュリティ上のリスクが懸念される。本D-Caseでは、利用者の不安点に対し、どのような対策が考えられるのかを納得できる形で説明することを目指した。
- 動機(Motivation)
- 本D-Caseは奈良先端科学技術大学院大学のシステムアシュアランス演習で記述された。参加学生の研究テーマが車々間アドホックネットワークであり、社会の中でリスクを含めて受容される可能性を考察することを目的とした。
- 構造(Structure)
- 適用条件(Applicability)
- 車々間アドホックネットワークを社会に導入するにあたり、実現する機能とリスク対策を決定する社会的な議論の場(担当省庁の専門家委員会など)での議論を記述することを想定している。そのままで利用できるシチュエーションは想像しにくいが、リスク分析などもふまえた結果、演習では以下のようなシステムを想定した。
- 衝突事故の防止を支援する
- 優先車両を優先的に走行させる
- 渋滞回避を支援する
- 使用方法(Implementation)
- 上記社会的な議論の場の結果について、公開される報告書などの形で、広く市民に説明したり、またパブリックコメントなどの形で意見を求めたりする際に使用することを想定する。
- 前例(Known Usage)
- 例(Example)
- 関連D-Case (Related patterns)